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ウイルス・宿主の相互作用と進化

私の研究は、大規模な比較ゲノム解析、系統解析、実験データを統合し、ウイルスと宿主がどのように相互作用しながら進化し、また互いの進化にどのような影響を与えてきたのかを実例をもって示すものである。最終的には、感染症の予測、サーベイランス、制御に資するウイルス進化のより深い理解を目指している。

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哺乳類胎盤の進化に対するLTRレトロエレメントの役割

哺乳類ゲノム中の遺伝子には、LTRレトロエレメントと呼ばれる古代のウイルス様エレメントに由来するものがある。これらの遺伝子の中には、PEG10RTL1、syncytin遺伝子などがあり、獣亜綱(胎盤がある哺乳類)の胎盤の発達に重要な役割を果たしていることがよく知られている。哺乳類ゲノム中のLTRレトロエレメントの多くは遺伝的構造が類似していることから、我々は、バイオインフォマティクス、系統学と実験的解析を統合することにより、哺乳類系統におけるこれらのLTRレトロエレメントの進化的役割を総合的に検討した。 その結果、LTRレトロエレメントに由来したNYNRIN遺伝子が、栄養膜細胞への侵入を促進することにより、獣亜綱の幹系統における胎盤の出現に寄与している可能性を示唆する証拠を発見した。

​(NYNRIN 論文

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SARS-CoV-2と関連コロナウイルスの進化

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2 (SARS-CoV-2) は、2019年に出現し、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミックを引き起こすコロナウイルスである。SARS-CoV-2の急速な進化は、異なるウイルス学的および病理学的特性を有する新規変異種の出現をもたらす。ヒトへの健康および経済のリスクを評価するために、私はThe Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan) コンソーシアムと共同で、BA.2、XBB.1.5、XBB.1.16、EG.5.1、HK.3とJN.1を含む懸念されるSARS-CoV-2変異種と東南アジアで同定されたSARS-CoV-2関連するBANAL-20-236とRacCS20637の進化史とウイルス学的特徴を調査している。

SARS-CoV-2 論文 (XBB.1.5, ​XBB.1.16EG.5.1)

SARS-CoV-2関連するコロナウイルス 論文 (BANAL-20-236, RacCS20637)

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